in my blood river

・.: * .。・。.:*。タロットと星読みのひとりごと*。・.: * .。・。.:*。

作家・宮沢章夫さんのご冥福をお祈りします。

作家の宮沢章夫さんが逝去されたというニュースを見て、宮沢ファンだった私はただただ寂しく残念に思う。

宮沢さんのエッセイは本当に視点が独特で興味深くて面白くて、洒脱で、それでいて嫌味がなく、人を傷つけない、明るく晴れやかな文章で大好きだった。

私は20代の、今思えばいつも常に寂しくてメンヘラチックな、感情のアップダウン激しすぎる日々において、宮沢さんのエッセイを読んで大笑いして、一瞬でも憂鬱を忘れさせてもらえたこと、あとは悩みすぎずに「まずは目の前の出来事を面白がる」事が大切と教えてもらえたと思う。

最初に宮沢さんのエッセイの虜になった『牛への道』(←笑いすぎて涙が出た思い出)、その後も『わからなくなってきました』、『牛乳の作法』、『アップルの人』、『よくわからないねじ』etc 多くのご著書に触れ元気をもらってきました。

 

◆タロットで、何かメッセージをいただこうと1枚引いてみた。

ソードの4の逆。これは停止中の人や物事が再び動き出すという意味。

カード内で横たわっているのはおそらくご本人だと感じますが、闘病期間やこの世へのお別れを経て、たとえ肉体はなくなったとしても、魂は今また再び準備、再起動を始めた、という事でしょうね。きっとお弟子さんたちや私たち宮沢ファンの事も見守って下さることでしょう。

 

拗らせ気味だった当時の私の、そんな青い時代を彩り、時に救ってくれた(勝手に私が思ってるだけだけれども)宮沢さんに感謝を申し上げ、心よりご冥福をお祈りいたします。