in my blood river

・.: * .。・。.:*。タロットと星読みのひとりごと*。・.: * .。・。.:*。

岡田あーみん先生

実家に帰ると、昔の本棚がそのまま残ってたりするのでつい読み返したりしますよね。

私はタイトルにある岡田あーみん先生(つい最近も、表舞台から姿を消して長いのに、なぜかtwitterでトレンド入りしてたみたい)のファンで。
なのに「ルナティック雑技団」だけは実家の本棚になく、未読できた事をいち「あー民」として長年気にしていたのです。

 

なので新装版、改めて読んでみた。

関係ないけど、昔あーみん先生が書いていた「好き放題劇場」の中で、本屋にて「お父さんは心配性」を探している青年に出くわすネタがあり、後年その人が漫画家になる前の椎名高志氏だったことが、椎名氏本人からあかされる、というのがとってもエモい。マニアックながら老若男女に愛されてるのが素敵。あーみん先生、インテリ(確か北野高校)なのがそこかしこに出てて、しかもめっちゃ美人で。なのに、こんなふうにエキセントリックなネタを書けちゃうところ好きだわ。「好き放題劇場」面白かったし大好きだったなー。エッセイとかも書いてくれたら絶対買うのに。

 

ルナティック、一応ラブコメなんですね。
最初は、私の心の健康のためにも爆笑を期待していたので、うーん、ちょっと期待ハズレ?…なんて思いつつも、途中からゆり子ママやルイというキワモノキャラが出てきてひと安心。脇に出てくる端役がいちいち濃く、セリフや動きに絶妙に昭和のノリがあったりして(笑)。これがあーみん漫画の真骨頂。しっかり笑いました。

最初主人公へ感情移入はあまりできないまま読み進めていったけれど、後半から番外編になるにつれ、主人公の気持ちの揺れに感情移入できてしまった。なかなかに切なく、りぼんという小学生向けの漫画なのに、大人になった私が読んでも十分余韻が残る最後だった。

あと、未収録作らしい「花のいたづら」。結構ぐっとくるものがあった。お盆とか今ぐらいの時期読むとよさそう。割とシリアスな話なのだけど、セリフが関西弁でほっこりさせる。

 

私の周囲には「あー民」が他にもちらほら存在していて、聞くと「こいつら100%伝説」が人気なのだけど、あれは最後がね…姫が極丸を選ぶのが納得できない(笑)。一番無難なところ(イケメン枠)いったじゃんっていう。途中から危脳丸のピュアさ、自らピエロ役も引き受ける優しさが素敵!と思ってた私は納得できなかったよ(笑)。姫は人を見る目がないわ(←断言)。


そして、ルナティックに出てくるルイも既視感が…このキャラ何気に好きかも、と思ったら危脳丸の子孫っていう設定だった(笑)。ルイもとってもナルシストだけど心根の優しい、人間味溢れるいいやつっていうキャラ設定なんですよね。やっぱり私の見る目は確かだった、漫画のキャラだけど(笑)。

 

色々マニアックなネタですみません(汗)。
どこかにあー民の方いたら、今度語りましょう(笑)。